あなたの人生に勝算はありますか?『人生の勝算』【ブックレビュー】
こんにちは!
higashiです!
とうとうこのブログも読者数100人を突破しました!!
いつも読んでくださる皆さん本当にありがとうございます。
こんな僕ですがこれからもよろしくお願いします。
今回は、『人生の勝算』
(前田裕二、幻冬舎、2017年)
を読んだので、それについて書きたいと思います!
著者の前田裕二さんはビデオストリーミングサービスである、「SHOWROOM」を立ち上げた方として有名です。
大学のミスコンでも利用されたりと、知名度が一気に上がってますよね。
では、みていきましょう!
1.ストーリーが絆を生む、絆がコミュニティを生む
前田裕二氏は、
8歳の頃に両親を亡くし、親戚の兄からもらったギターを手に路上ライブでお金を稼ごうとしたのを原点としています。
身近な人の死を通じて人生は有限であることを痛感しました。
そこで、様々な仮説を立て、行動に移し、結果を出しました。
ここに、人生とビジネスの本質があることを前田氏は感じ取って、
まさに、実践の学びから育ったのです。
努力すれば誰でも必ず成功できる平等な世界を創り出したい。
その経験から前田氏はこのビジョンを強烈に思い描くようになります。
前田氏は、ギター弾き語りを通して、
「ストーリー性」は価値を生むということに気付きました。
その人の「ストーリー」が相手の感情移入や「共感」を生み、人の心に直接訴えることを可能にするからです。
そこには、人々の消費スタイルの変化が挙げられます。
モノを持つことがその人のステータスとなり、
モノに消費していたモノ消費から、
SNSなど、人に価値をおき、「共感」を得ることで人気になる、ヒト消費へと、
さらには、参加することや体験自体に価値をおくコト消費へと変化しています。
先ほどのギターの弾き語りに話を戻すと、
人々はその人のストーリーを消費しているのであって、
そこには「絆」という対価が生まれています。
この「絆」の集合体がコミュニティとなっていくのです。
「共感」がキーワードになっています。
これが、ただ一般の歌がうまいわけでもないギターの弾き語りの人であった、前田氏が突き詰めたものです。
もはやエンターテイメントはパフォーマンスの質ではないことがよくわかります。
そこにあるのは、
「インタラクション(相互作用)」の一点のみであると前田氏は言います。
ここに人々は価値を感じ、消費していきます。
これが、SHOWROOMの根底にあるものとなっています。
他にも、弾き語りの経験や、スナックの分析から導き出した、
濃い常連客の作り方やコミュニティ形成のエッセンスなどが具体的に書かれていますので非常に勉強になります。
2.絶対的な「人生のコンパス」をもつこと
僕はこの本を読んでいて、これが前田氏の人生の勝算なのだなと感じました。
「人生のコンパス」とは、前田氏の言葉ですが、
つまり、人生の価値観、向かうべきベクトルを明確に持つことを意味しています。
自分が人生という壮大な航海において何を大切にして生きているかを知ることです。
自分の人生のコンパスは、とことん自分に向き合って、心と深く対話することで手に入ると前田氏は述べています。
前田氏は自分に向き合うために、就活の時に、ノートを30冊以上書いたとあるので驚きですよね。
それが、不動のコンパスに変わったのです。
このコンパスがモチベーションの源泉となります。
モチベーション、情熱に勝る仕事術はありません。
コンパスによる、自分の進む道を信じきれるほど「見極め」作業を徹底することが大切であり、それによりモチベーションが湧いてくると前田氏は言います。
自分に置き換えて考えてみても、それは明白なことだと思います。
自分の信念を持ってそこに向かって突き進んでいるときは、常にモチベーションが保たれています。
時にはうまくいかないときや、嫌になるときもあります。
でも、そのコンパスが自分の立ち返る場所になり、次何をするべきかを指し示すものとなります。
僕も今、人生のコンパスを見つけようと必死にもがいています。
人生のコンパスを手に入れてからが本当の冒険の始まりです。
どんなに苦しいことがあっても、コンパスがあれば迷いません。
また、これは、人間関係においても応用が効くことでもあります。
相手のモチベーションの源泉はどこにあるのか、想像し、相手の立場に立って考えることで、ニーズが見えてきます。
それが、人との差別化に繋がります。
その人にしかできないことに変わるわけです。
数値で表せる単なる優秀さではなく、人間としての魅力です。
感情的な部分です。
あなたは人生のコンパス、
「人生の勝算」は、持っていますか?
3.さいごに
はい!
今回は主に自分が気になったことを中心に紹介しました!
僕が紹介したのはほんの一部です。
この本は前田氏の生き方が詰まったとっても面白い本なのでぜひ皆さんも手にとってみてください。
さいごにもう1つ僕に響いたことを書いて終わりにします。
個人でたどり着けるところや、やれることには必ず限界があります。
自分という1を10に、そして100に引き上げてくれるのが、
「人との繋がり」です。
誰からもサポートしてもらう環境を作ることが大切です。
そのためには、「自分から人を好きになること」
人と協力したり、頼ることは甘えではなく、自分を引き上げてくれるものなのです。
僕に大切なことを気づかせてくれました。
僕も、自分のもとに自然と人が集まってくるような魅力的な人間になりたいです。
それが僕の目指すオンリーワンの形なのかもしれません。
では、このへんで!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた☻